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更新日:2019/02/11

知っておこうハローワーク
ハローワークでお仕事探し

先週は、ハローワークで何ができるのかなどの基本的な情報をお届けしました。では、実際に雇用保険の手続きをしたり、お仕事を探すときはどうすればいいでしょうか?お仕事を辞めてからハローワークでお仕事探しをするまでの流れを、「ハローワーク福岡中央」の業務第1次長・栗山恭一さんにうかがいました。


「ハローワーク福岡中央」
業務第1次長 栗山 恭一さん

仕事を辞めてから再就職するまでの流れ

※雇用保険加入者は1から、それ以外の方は4からご覧ください。

1.退職した会社から離職票もらう

離職票は退職後すぐに受け取ることはできません。退社した日から10日以内に会社がハローワークに書類を提出することで、ハローワークが会社に離職票を交付します。その後、会社から退職者に離職票が郵送される流れです。通常、退職してから受け取りまでに2週間から1ヵ月ほどかかります。もし1ヵ月を過ぎても手元に届かない場合は、会社に確認してみましょう。

2.管轄のハローワークに行く

雇用保険(失業給付金)の手続きは、居住地を管轄しているハローワークでしかできません。自分が住んでいる場所を管轄するハローワークはどこになるのか、開庁時間は何時~何時までなのかを確認した上で、手続きに行きましょう。
参考リンク:ハローワークの管轄地域と所在一覧

★持ち物★
  • 離職票
  • 印鑑
  • 住民票または運転免許証
  • 証明写真2枚
  • 本人名義の預金通帳
  • マイナンバーがわかる公的書類

※証明写真は有料ですがハローワーク内の証明写真機でも撮影できます。また、離職票と住民票または運転免許証があれば、他の物は後日でも構いません。

3.雇用保険の手続きをする

受付で、雇用保険の手続きに来た旨を伝えます。離職票の有無や勤務期間・居住地などを確認された上で、失業給付金の対象になる場合は手続きをする窓口を案内してくれます。

★注意★

雇用保険の手続き後、日を改めて雇用保険受給説明会や初回講習があります。これらは参加する必要があります。また、4週に1回失業認定日があり、ハローワークに失業状態を申告することで給付金が支給されます。その4週の間に、原則2回以上の求職活動の実績が必要です。

※自己都合退職の場合は、手続き後3ヵ月間は給付金の支払いはありませんが、手続きは離職票があればすぐにできますので、早めにお手続きください。

4.求職申込をする

受付で、求職申込に来た旨を伝えます(雇用保険の手続きがある方は、そのままの流れで求職申込ができます)。求職申込書に氏名や住所・仕事の希望などを記入します。仕事の条件や自分の持っている資格・経験などは、できるだけ詳しく書きましょう。求職申込書が受理されると、ハローワークカードがもらえます。このカードは、窓口で相談をしたり仕事を紹介してもらう時に必要になりますので、その後ハローワークに行く時は持参しましょう。
参考リンク:ハローワークインターネットサービス

セミナーも紹介してくれる
5.仕事探しをする

受付で求人情報提供端末を使いたい旨を伝えます。「○番の端末を使ってください」と案内されるので、その端末に希望条件を入力すると、その条件に合う求人票が表示されます。紹介してもらいたい求人やもっと情報を知りたい求人があれば、その求人票を印刷し受付で番号札を取って窓口の担当者と詳しい話をします。自分がどんな仕事をしたいのかがわからずアドバイスが欲しい場合など、就職について相談がある場合も窓口を利用します。
参考リンク:ハローワークインターネットサービス

6.面接を受ける

希望する勤務先への紹介状を発行してもらいます。面接の日時はハローワークの担当者と求人企業の担当者で調整してもらえますので、面接日時が決まったら紹介状と履歴書(必要であれば職務経歴書)を持って面接に行きます。

7.合否の連絡をもらう

合否の連絡は、本人とハローワークの両方に来ます。面接時に求人企業とお話をし万が一「自分に合わない」と思ったら辞退することも可能です。その場合、求人企業に辞退の連絡をするとともに、ハローワークにも連絡してください。本人と企業の双方が合意し、就職が決定した場合は、入社日を確認しその日から出勤となります。
雇用保険の受給者は、入社日の前日にハローワークで失業給付金をストップする手続きをしてください。要件を満たしたら再就職手当という一時金が支給される場合があります。

しっかりサポートしてくれるんだね

最後に

「何かわからないことや困ったことがあったら、遠慮なく窓口までお越しください。」とのことでした。インターネットを使って様々な調べものができる時代ではありますが、間違った情報を得てしまう場合もあります。特に雇用保険の受給資格などは難しいですよね。確実なのは専門機関に問い合わせることです。ハローワークでは、失業・就職・転職などについての様々な情報を教えてもらうことができますよ。

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